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auひかりとフレッツ光の違い
光回線の高速インターネットをはじめようと考えた時、ほとんどの人が思いつくのは、フレッツ光だと思います。
最近では、auひかりやNURO光がかなり有名になってきております。
auひかりを知っていても、フレッツ光と何がどう違うのかよく知らない人が多いと思います。
NTTが提供するフレッツ光は、光インターネット回線では、シェアNo1です。
auひかりは、フレッツ光についでのシェアになります。
そこで、色々な角度からauひかりとフレッツ光比較してみました。
auひかりとフレッツ光の提供エリアで比較
フレッツ光は光回線ではシェアNo1で、全国エリアカバー率は90%を超えています。
それに比べ、auひかりでは全国の70%とカバーできるエリアが、フレッツ光の方が上回っています。
auひかりで利用できる地域がフレッツ光より狭いので、利用できる地域が狭いのが難点です。
提供エリア外の地域は、近畿エリア(大阪府、京都府、和歌山県、奈良県、滋賀県、兵庫県)、三重県、愛媛県、静岡県、岐阜県、沖縄県が提供エリア外となっています。
現在も提供エリアが拡大している最中です。
フレッツ光 | auひかり | |
提供エリア | エリアカバー率は約90%以上 | エリアカバー率は約70% |
速度 |
通信速度は1ギガ 加入者多いため、地域によっては、混雑時(休日やゴールデンタイム)は通信速度が遅くなることがあります。 |
通信速度は1ギガ フレッツ光と比べると、加入者が少ないため、通信速度が遅くなることがあまりなく、安定した速度が出やすいです。 次世代高速インターネット auひかりホームXは10ギガ auひかりホームVは5ギガ (東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の一部エリア限定 |
料金差 |
5,100円~ | 4900円~ |
代理店特典(キャッシュバックなど) |
~70,000円 | ~95,000円 |
プロバイダ | 対応プロバイダは多いが、プロバイダ料は別途必要 | 対応プロバイダは、少ないがプロバイダ料金込み |
スマホ割 | なし | あり auスマートバリュー |
auひかりとフレッツ光の速度の比較
現在、フレッツ光をはじめ、ほとんどの光回線インターネットのサービスは、ベストエフォートという方式を採用しています。
ベストエフォートとは、あまり聞かない方式ですよね。
ベストエフォート方式:通信速度が1Gbpsと記載されていても、必ず1Gbpsの速度を保証することではなく、あくまで「最大限1Gbpsに近づける努力をします」という方式です。つまり実際のauひかりは 常時1Gbpsのスピードは出ません。
これは、フレッツ光も同様です。
では、フレッツ光とauひかりの1Gbpsはどちらが速いのでしょうか?
答えは、どちらが速いかは、実際に使う環境や地域などによって異なるのです。
auひかりはNTT回線を使わず、独自の回線を使っていますが、フレッツ光と同様、回線を複数のユーザーで共有しています。
しかし、auひかりの方が安定していて、速度の低下も少ないようです。
フレッツ光では1Gbpsの帯域を最大32人で共有しているため、契約者が多い地域では、 1人当たりの速度が低下してしまいます。
そのため、フレッツ光で利用できる実効速度は、約30Mbps程度の地域もあります。
フレッツ光が混雑しやすい理由として、フレッツ光がシェアNo1のため、全国的に加入者が多いので、1Gbpsの帯域での共有する人数が、auひかりに比べ多くなります。
共有する人数は、auひかりの場合も、1Gbpsの速度を持つ1本の物理的な回線をに最大32人で共有しています。
しかし、フレッツ光と違い、auひかりの光ファイバーの稼働率は決して高くありません。
そのため、混雑していません。だいたい、4~10人ほどで、1本の回線を共有しているのです。
フレッツ光は、光ファイバーの稼働率に関わらず、常に最大32人で1Gbpsを共有しています。
つまり、auひかりの方が少ない共有人数で同じ1Gbpsの光回線を利用できます。
そのため、同じ1Gbps回線であってもauひかりはフレッツ光と比較して速度が出やすいです。
auひかりでは最大600Mbpsの実行速度が可能なのです。
2018年3月1日より、地域はかなり限定されていますが、KDDIがauひかりで通信速度上り/下り最大10Gbpsの「auひかり ホーム10ギガ」と、通信速度上り/下り最大5Gbpsの「auひかり ホーム5ギガ」の受付を開始しました。
auひかりは料金体系が分かりやすい
フレッツ光は、通常定額プランとライトプランがあり、Bフレッツ、プレミアム、ネクストなど複数の接続コースがあり複雑で、コースによって割引制度が違います。
さらに、フレッツ光はプロバイダが多く選べるため、フレッツ光回線と、プロバイダ料金は別に請求されます。
つまり、フレッツ光回線の料金は、NTTから請求され、プロバイダ料金は、プロバイダからの請求となります。
一方、auひかりでは、どこのプロバイダ(auひかりが対応しているプロバイダ)を利用しても同一料金で、 割引制度の違いもありません。
しかも、プロバイダ料金もすべて、auひかり回線の料金に含まれた金額が提示されており、支払いも一括で請求されます。
そのため、auひかりの料金体系は、非常にシンプルで分かりやすいと評判になっています。
auひかりとフレッツ光の比較まとめ
料金 | auひかりの方が安い |
---|---|
提供エリア | フレッツ光の方が広い |
速度 | auひかりとフレッツ光は理論上は同じ速度。 フレッツ光が混雑時には速度低下がおきやすいが、auひかりは回線が混雑しないため、速度が遅くなりにくい。 |
プロバイダ料金 | プロバイダ料金は、フレッツ光は光回線とプロバイダ料金が別々にかかるが、auひかりはプロバイダ料金込みの金額。 |
工事費用 | auひかりは実質工事費無料(月々の利用料金から割り引きされる) |
キャッシュバック額 | auひかりのほうがキャッシュバック額が多い |